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Manuscript of Necronomicon

雑記帳。備忘録的なサムシング。

勤労学生と言う選択肢[UEC 2016]

この記事はUEC Advent Calendar 2016 - Adventarの20日目の記事です。
前日はHinananohaさんの「引越の話」でした。

kokura.hatenadiary.jp

地元から今の住処に落ち着くまで何度か引越の経験があるので諸々ああ…、と思いながら読ませて頂きました。物は増えるわ床面積に比例して荷物は増えるわ片付かないわ…。

後述しますが実は自分は"勤労学生控除"を使えないので折角ネタを拾ってもらったのに若干申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

以下本文。

 

自己紹介

Etheldreda(えせるどれーだ)と読みます。

先端工学基礎課程(K)所属、現在2年次です。

K課程は本年度から改組が入り、絶賛そのしわ寄せを受けている最中です。そのあたりは11日目にYouuuuuuutaさんが記事を書かれているので仔細は割愛しつつ。

私自身は平日朝から仕事、夕方から学校に通う生活を続けています。

職種は俗に言うガテン系です。繁忙期以外昼には仕事が終わっている事が多いため、学期によっては昼間の授業に出たり、作業着のまま学内を徘徊し怪訝な目で見られています。

 

夜間主であることの利点

進学する上で自力で学費を捻出する以外の選択肢が無く、弊学の夜間主が選択肢として最適だった、と言う理由で弊学科を志しました。

夜間主であることには以下に挙げるようなメリットはあります。

学費が安い

何よりも大きいのはこれだと思います。

概算ですが、学費は30万/年と昼の学生の約半分です。加えて言えば学費の減免申請に通ればこれが更に半分、ないし0になります。月あたり2~3万の貯蓄が出来ればOKなのでアルバイトでも(かなりギリギリですが)不可能ではない範囲です。実際私もアルバイトでなんとか賄っています。

この価格で学生という身分を得られるのは個人的には正直安いかな、と。

選択肢が広い

弊学科は基本的にはISJM(現在は改組でI~III類)どの研究室にでも所属が出来ます

更に昼の科目も履修可能(一部、専門科目は履修不可が多い)です。

また教職課程も開講されている為、教職免許の取得も可能(数学に限る)です。

但し所属先の教授と仔細を詰める必要はありますし、昼の科目の履修についてはかなり厳しい部分はあります。

一例として私の生活スタイルだと実質3,4,5限の授業しか取れませんし、率直に言って弊学科の学力と昼間部の学力には開きがあるので同学年の授業を修めるにはかなりのガッツが必要になります。

サポートシステムの存在

弊学科は平日夜及び土曜終日授業が行われていますが、

基本的に平日は7限(1930-2100)が中心です。6限(1750-1920)は再履修や選択科目が振り当てられている事が多く、必ずしも必要なものではない事が多いです。

また、(講義に依る所も大きいですが)授業を録音配信するシステムが存在し、欠席分をWebで補完する事が可能(但し出席とはカウントされない)です。他にも他大学との提携を利用し、放送大学の単位を適応することが可能な他、他大学や高専を出ている方はその単位を認定することが出来ます。

加えてどうしても授業に出れない曜日が存在する、など4年間での卒業が厳しい理由が存在する場合、学費は4年分のまま最大8年まで在籍可能な長期履修制度が存在しています。

あとあまり大きな声で言うことでも無いですが、入学に際してはほぼほぼ学力を問われていないと思われます。面接がかなり大きな比重を占めているのでそこさえクリアできれば。

夜間主である事の欠点

 欠点…と言うとこうアレですが。

 心身への負荷

当たり前といえば当たり前ですが率直に言って心身への負荷はかなり大きいです。

正規雇用の方は会社との折り合いもありますし、理解のある勤務先ばかりとは限らないのでそのあたりもやはり気を遣います。

また金曜7限(-2100)→土曜1限(0900-)のコンボがかなり苦しいです。実際1限の出席率は芳しくない様に思います。

この負荷に負けてかそうでないかは不明ですが学期が進むごとに1人また1人と同期が消えていくのはなかなか寂しい物があります。

孤独感

前述の通り同期は1人また1人と消え、加えて夜間主と言う特異性からサークルへの加入等も条件がある為、交流関係を築くのはかなりハードルが高いと言えます。

特にK課程は縦のつながりが薄い為、過去問等の先達の情報を得るハードルが高いです。

学力の開き

先程も若干触れましたが、昼間部の学生さんとは様々な個人個人の理由からかなり学力の開きがある、と思ったほうが良いと思います。

勿論ストレートでそのまま来た学生さんも少なく無いとは思いますが、そのような学生さんには最初の講義はつまらなく感じるかもしれません。が、私のようにブランクがある人間には初歩的なことからやってくれるのは助かっています。

が、当然夜間主と昼間の授業到達点は最終的には同じです。なので後半からは昼の学生さんに比べてギュッと圧縮された授業が増えます。

率直に言って結構地獄です。出来るだけ率先して相談や質問はした方が望ましいです。でないとついていけない。

Tips的な何か

もしこの記事を読んで夜間主に興味が出た、な人が万一居ればそういう人に向けて送りたい言葉とか。そのあたり。

親のしがらみからは逃げられない

これだけは頭に入れておいて下さい。

様々な書類で親権者のサインや判、書類が必要になります。家を借りるくらいであれば金さえ積めば保証人制度やUR、JKKなど使える制度は随分増えました。しかし大学と言う場ではこれらのようなサービスがほぼほぼ皆無です。

特にお金絡みの書類に関しては親の協力が得られない限りかなり提出が厳しくなります。このような事情にある方は出来るだけ早い段階で学生課経済担当の方に相談することを強く勧めます。運良く当たりの担当の方に当たればなんとかしてくれる可能性はあります。と言うか何度かお世話になったので顔覚えられました。

各種手続きについて

既に自立されている方々であれば既知かとは思いますが、独立生計は何かと金がかかります。

具体的に言えば、保険や税金諸々と必要最低限でも2万/月は支払いが増えます。

現状の私の生活が家賃+光熱費=100k、食費30kくらいなのでここに食費や諸雑費(腰痛等の治療費を含む)を加えると正直手元は幾ばくも残りません。

学費支払いの時期が近付く度に使わずに残しておいた賞与や家内に給与の先借りをお願いしたりとなんとかギリギリでやりくりしているのが現状で毎度毎度胃がキリキリ痛みます。

特に税金絡みは扶養から外れている上に勤労学生控除の対象外(年間130万に引っかかる)なので正直負担がかなり大きいです。

来年からは個人治療(市販の薬など)も控除に使えるとか使えないとかなので上手く活用したいと思っています。

…と脱線しましたが。保険や光熱費などは選択の余地があるとは言え、税金絡みは特に自発的に調べないとかなり損をすることが多いです。

可能であれば地方自治体の補助金の申請など出来ることは是非調べてやりましょう。

コネは何を支払ってでも作れ

夜間、と言うか仕事をしながら学業に勤しむ、と言う選択をするには様々な事情があるかと思います。対人関係に関して不安がある人も多いでしょう。

が、ただでさえかなり負担が大きい夜間主、コネがあるのと無いのでは難易度に天地の差が出ます。入学式のその日や入学後のオリエン等、最初の数週間が勝負です。何としてでもコネは作ってください。

私が所属している無線部を始めとして、事情を話した上で夜間主を受け入れてくれるサークルも幾つか存在します。また、執行委員会などの役員会へ所属している人も少なくは無いようです。そういった団体に籍をおくのも良いかと思います。

正直な話をすれば昼間の学生さんや他の夜間主の人を見て劣等感であったり、理不尽さや距離を感じて心が折れそうになることもありますが、コネを繋いでおける事は必ず何処かで精神的な支柱になります。大学に"行く"理由の一つにでもなれば上々です。

何か一つ"好き"と言える物を

これは私に無いものなのであまり多くは語れないのですが。

やはり何か"好き"なものがあると精神の耐久力が著しく上がります。それがゲームであろうがなんでも構いません。この好きなものにはいくらでも金を掛けて下さい。願わくば他人に何を言われようと自分の気持ちが揺るがない程に"好き"と言えるものに出会えることを。

終わりに

…以上この数年間の生活を振り返りながら"勤労学生(夜間主)"と言うワードに絞ってつらつらと書いてみました。

今思うことはこうして書いてみると日本は先進国と言いながらも冷たい国なんだな、と言うことをひしひしと感じます。調べれば情報はある、とは言え万人にそのスキルが備わっているとは限らない訳で。

日本の教育に物申す、と大見得を切る訳では無いですがもっとこう、広い意味でサバイバルスキル的なことを教えては来れないのかな、と強く思います。それには抜根的な改革が必要なことも。

 

特にこの記事で言いたいこととしては、一般的に言う"普通"ではない、ないし普通を望みたかったがそうあれなかった人に対してこういう選択肢もあるんだよ、と言うことです。茨の道ではありますが、親や家族、学校が社会の全てではないんだよと言うことを強調したい。

心が折れそう、ないし折れているときには目が濁ってしまいます。そういうときに逃げる事は悪いことではないし、他人に依存しない自力で立ち上がるこういう選択肢もあると言うことを、心のノートの片隅にでもメモして貰えれば幸いです。

 

以上、思った以上に生真面目腐った長文になってしまいました。

最後まで読んでくださった方へ感謝を。思いついたままに書いているので読みづらくてすみません。

 

明日はbenevolent0505さんの「MN」です。

 MNってなんだ…?モンゴル…?Dentoo.LTやMMA絡みの方の様なので技術的な話が聞けるのかな、と若干楽しみにしています。技術的な事はまだまださっぱりなので今から理解できるか不安半分。