Manuscript of Necronomicon

雑記帳。備忘録的なサムシング。

夜間主大学にうっかり転がり込んだ話

某所で電気通信大学(UEC)K課程(夜間主)に編入学した話を読んだ。

今更ブロガーを名乗るのも色々と烏滸がましい気はするものの、取り敢えず私の手記が誰かの何かに役に立つかも知れないと思い、一年の終わりと言う時期に振り返りも兼ねて経緯を記しておくことにした。

あとなんか自分の日記的な習慣を着けられるといいなとかなんとかそんな感じです。

夜間主を志す、と言うのは何かしらの事情があることだろうと思うので、私の例が役に立つかは保証出来ないものもし弊学科を志す方の参考になれば幸いです。

基本的にまとまりが無いのでテメーの事情なんか知るかって方は太字だけ読めば良いと思います。

 

入学への経緯

私の事

15年現在21歳。K課程一年社会人コース所属、JA1ZGP(無線部)所属。

ハンドルは「えせるどれーだ」と読みます。読み辛い。

細かい経緯は省きますが、大雑把に言えば高校卒業後家庭事情と金銭的事情で昼間への進学を諦めました。その後地元福岡で派遣業務に従事しつつ堕落した1年間を過ごす。

その後給与待遇の違いが理由で「やっぱり大学くらいは行きたい」と言う思いから派遣のお金を元手に上京。知人から通信大学の勧めを受けたことから、昼以外の大学を視野に入れてリサーチしていた所電通大夜間主の存在を知って今に至ります。

なんかその辺細かい話は酒でも飲ませれば肴に勝手にベラベラ話し始めます。たぶん。

 

入試に臨むまで

願書の請求は事前に日程を調べていたこと、上京の際に調布近郊に居を構えていたことから難なくクリアしたものの、問題は調査書の請求

学生時代から出身高校とはかなり相性が悪く、嘗ての担任にも色々と言われはしましたがなんとか頭を下げて書面の問題はクリア。

出身校にも依るんでしょうが、発行代金(+送料)が若干掛かります。私は書面1枚が200円に送料だったかと。あと作成には若干時間がかかるので、特に一度社会に出られた方や何らかの事情で卒業後期間が開いてしまった人は早めに請求処理を行っておくことを勧めます。

 

出願の段階になって今更コースが社会人とインターンに分かれている事を知り困惑。後から(と言うか面接の段階で漸く)知りましたが社会人コースには週25時間の勤労義務があります。インターンについては来年から消滅するらしいので割愛。この旨はどうも入試要項に書かれていたらしいです。見落とし。

どのみち昼に何らかの仕事をしないことには生活が成立しないことと、既に社会に出られている方との交流を臨む若干の期待、それと社会人と言う言葉の響きに惹かれた若干の見栄から社会人コースを選択。

 

受験対策はと言うと元々出来た学生ではなかったので、仮にも国立大と言うことから2,3年掛かることを覚悟していました。既に同年代から2年の遅れを取っていたので、24になっても駒を進められなければ別の道を探そうとも考えていたことも事実です。

そもそも私自身あまり成功体験を味わったことの無い人間なので、一つのことにしっかりと腰を据えて挑みたかったのも理由の一つかもしれません。

赤本を買って対策してはみるもののさっぱり頭に入らず。バイト暮らしではなかなか生活も逼迫することから筆を折った時期もなかったとは言えません。結局基本的な所すらあやふやなまま受験に臨んだ覚えがあります。

 

受験のこと

確か英語と数学、物理の問題と解いた翌日に面接だったと記憶しています。

レベル的には昼よりは若干易しいか?と思う物のほぼ同レベルと言う認識で良いかと思います。

結果ははっきり言って悲惨な物でした。成績開示を受けていないのと、自己採点すら怖くて行わなかったので翌年の受験の準備を始めたくらいには悲惨でした。感覚としては3割取れていれば上々でしょうか。

数学物理共に頭に引っかかる物はあるものの正確な式や解法が導けず、どの問題も書いては消し書いては消しで酷く汚した覚えがあります。英語に関しては全く読めないと言うことは無かったような気がしますが数学物理の惨敗から自信は持てず。

 

面接においては

  • 「25時間就労条件の中で間違い無くやっていく気概はあるか」
  • 「(インターンではなく)社会人コースを志願した理由は何か」
  • 「院への進学志望はあるか」

を主眼に聞かれたと思います。後は自分のアピールポイントですかね。

周囲が自分の実績を挙げる中、確か何もアピールポイントが無いことをアピールした覚えがあります。これから何でもやっていく気概だ、と言うことを伝えたような。

前述の通り25時間就労のことを知らず、学校での斡旋をお願いしたり条件のことを面接中に聞き返したりと我ながら酷い応答だったと思います。

帰路は落ちたと言う確信から逆に吹っ切れた様な気持ちでした。

 

発表から入学まで

合格発表の日はバイトが終わり次第即現地に向かいました。自分の番号があることに奇声を上げてしまったので周囲に居る人は怪訝な目で私のことを見てたと思います。自己分析するなら明らかに面接の印象が良かったんだろうなと思います。必死さだけは伝わったんでしょうか。

合格発表から入学式までは4ヶ月以上空きがある為、何かやろうかとは思っていたんですが結局バイトに明け暮れてました。

合格発表から数週間後(厳密な日数は失念)に確か書類が色々と届きます。

入学手続きや学費振込みなどはさておき、スクーリングの案内が入ってます。

それと共に高校物理の参考書と課題プリント類も封入されてます。

K課程の印が入っているので貸出なんだろうかとも思いましたがどうも寄贈品らしいので有難く頂いておきましょう。これらのプリント類は解いて事前にK課程事務室に送付、スクーリングで解説だそうです。内容は高校卒業程度。入試問題に比べたらお茶の子さいさいです。

スクーリングは確か3月半ばに開催されたと思います。拘束時間は6時間位だったかな…?思ったよりも年齢層が非常に若い事にびっくり。後から知りましたがこの時は実に8割近くがインターンでの合格者だったそうです。

また、入学式の後の新入生合宿の案内が同封してあります。参加は名目上強制ですが、事前に申し出れば欠席してもペナルティはなかったと思います。これも忘れずに。

また、現バイトでは時間がどうしても合わない為、入学一ヶ月後くらいに退職出来るように手配を進めました。結局被った時期があったため色々奔走することにはなるんですがそれはさておき。

 

入学後

入学式前後

昼の学生さんと入学式は同時に行われる為、サークル勢の熱烈な歓迎を受ける物のK課程である旨を伝えるとあっ…と言う顔をされるのが地味に辛かったです。

ガイダンスで「K課程の(ストレート)卒業率は3割」と言う厳しい現実を突き付けられます。

幸いガイダンスの際に交流していた社会人の方々に取り入る事が出来、孤立は回避出来ましたがやはり不安を抱えている方が多かった印象があります。後皆さんお若いです。心が。

 

合宿で同じ社会人の方とは親睦を深める機会が多かったのですが、インターンの子達となかなか交流がないのが若干残念な気もします。その溝は今も埋まっていません。

 

講義

如何せん座学を受ける事が久々なので結構苦痛、とまでは言わないにしても辛かったです。特に字で減点を喰らったりなんて数年ぶりの経験でした。

また、一年前期では「健康実践論」と言う実質体育があります。また、土曜日には毎週1限(9:00)から授業が入ります。

前日夜まで大学にいて翌日朝から大学に来るというのもなかなか慣れるまではかなり辛かったです。やはり二足のわらじを履く生活と言うのはかなりシビアだなと。

実践論は隔週で座学と実技を繰り返す為、デスクワークを職にされている方はかなり堪えていた様子でした。

 

仕事

前述の通り、K課程には仕事を斡旋(支援)してくれるシステムが有ります。

なので、出願時点~入学時点では職を持っている必要はありません。

また、前述のとおり週25時間の要件を満たしていれば正規非正規、職種は問わないようですが、複数の職場での勤務時間合算は認められません。

まだ進級していない為この辺りの手続きはまだ行っていないのですが、噂に依ると結構細かいとかなんとか。この辺りはやったらまた書きたいと思います。

 

で、その斡旋システムを利用した訳ですが、教職を取る関係上なかなか良い職場が見つからず、匙を投げられてしまいます。その節はご迷惑をお掛けしました。

しかたがないのでハローワークで要件を満たす様な仕事を探していた所、幸いな事に現職に巡り会う事が出来ました。ガテン系ではありますが、今のところ文句は無いので多分社会人の中では一番恵まれた環境下に居るんだろうなと言う自覚はあります。

後は自分の体力がついてくれば完璧なんですけれど世の中儘ならんです。

 

経緯としては以上。大学生活の振り返りはまたなんか筆が乗ったら書きます。